第32回 卒後研修会を開催しました

「次の50年を担う歯科学生と若き歯科医学者、歯科医療従事者に何を残し、何を託すべきなのか」

「東北大学歯学部創立50周年、同窓会発足40周年、卒後研修会開催30周年記念シンポジウム」として、「次の50年を担う歯科学生と若き歯科医学者、歯科医療従事者に何を残し、何を託すべきなのか」をテーマに、東北大学歯学部同窓会第32回卒後研修会を平成29年7月23日(日)、宮城県歯科医師会館・第5講堂にて開催いたしました。

当日は学生21名(他大生1名含む)、同窓外の父兄2名、コデンタル1名を含む講師、座長、卒後研修運営委員、同窓生、同窓外歯科医師を合わせた107名の参加となり、大変盛会となりました。

質疑応答、総括ディスカッションにおいては活発な意見交換がなされ、現在の東北大学歯学部のミッション、及びそれに関わる文部科学省、国立・私立歯学部、厚生労働省、病院歯科、東北大学医学部の関係が垣間見られた感じがします。東北大学歯学部の学生、卒直後の同窓生にとっては、これからどのような道を進んでいったらよいのかに関して、非常に参考になったのではないかと考えます。

皆様のご理解とご協力を持ち、大変たくさんの参加者を得ることができましたことを、この場を借りて感謝申し上げます。

記 石川禎一卒後研修会副委員長

[プログラム]

開会挨拶  大内光太郎(東北大学歯学部同窓会会長)
来賓挨拶  細谷仁憲(宮城県歯科医師会会長)

講演Ⅰ 座長 小坂健先生(国際歯科保健学分野教授)

「グローバル社会における歯学教育―国際競争と国際貢献に寄与する人材育成―」
寺門成真先生(文部科学省大臣官房付・本学法学部卒)

講演Ⅱ 座長 髙橋哲先生(顎顔面・口腔外科学分野教授)

「東北大学歯学部の進むべき道」
佐々木啓一先生(東北大学大学院歯学研究科長・歯学部長・歯学部11回生)

講演Ⅲ 座長 笹野泰之先生(顎口腔形態創建学分野教授)

「窒素含有ビスフォスフォネートによる造血組織への影響:新規造血組織の誘導」
中村雅典先生(昭和大学歯学部解剖学講座教授・歯学部11回生)

講演Ⅳ 座長 新沼康弘先生(宮城県歯科医師会副会長、本同窓会副会長)

「超高齢社会においてこれからの歯科医療に求められる視点―地域包括ケアシステムの構築にむけてー」
小嶺祐子先生(厚生労働省保険局医療課課長補佐 ・歯学部30回生)

講演Ⅴ 座長 入野田昌史先生(宮城県歯科医師会業務執行理事)

「国民のQOL維持・向上 に歯科はいかなる貢献ができるか— HIV感染者の歯科治療を通して— 」
丸岡豊先生(国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科診療科長・歯学部20回生)

講演Ⅵ  座長 曽矢猛美先生(仙台市開業、本同窓会副会長)

「心臓血管外科手術における医科歯科連携の重要性とこれからの展望-医科から歯科へのメッセージ-」
川本俊輔先生(東北大学大学院医学系研究科心臓血管外科学分野准教授・本学医学部卒)

総括ディスカッション 座長 曽矢猛美先生(仙台市開業、本同窓会副会長)

閉会挨拶   平河内禎彦(東北大学歯学部同窓会卒後研修会委員長)